E Ink ブランド群

E Ink Prism™ 黒/白
空間や環境の感じ方を一新する。
メーカーやデザイナーは、革新的なフィルムを建築製品に組み込むことで、色やパターン、空間の雰囲気を動的に変化させることが可能になります。

紹介

ブランドの説明

紹介

E Ink Prism™

E Ink Prism™は可変色電子ペーパーを指しております。2色間でグラデーション変化やフラッシュ動作等の効果を表現することができ,さらに任意の形状にカットすることができます。インテリアや建築,アートの用途としてPrismを使用することにより,静的だった建築物の壁面や芸術作品に流動性を持たせ,カラーパターンをダイナミックに表現させることが可能です。例えば,Prismを使って壁面や天井,部屋全体の色を変えたり,インタラクティブ性のあるインスタレーション(装置芸術)を創作することもできます。


E Ink Prismもバイステーブルな電子インク技術を採用した非自己発光タイプなので,物体にダイナミックな表現を与えることができます。


Prismは利用シーンに合わせて,変化のタイミングやモードをプログラムによって設定,制御できるため,芸術的パフォーマンスだけでなく機能性も兼ね備えており,私たちの生活環境により多くのサプライズと美的センスをもたらしてくれます。例えば,ドアの色を切り替えることで在室中かどうかを示したり,壁面の色を変化させることによって温度やデシベル数といった環境パラメーターを反映させたりすることも可能です。Prismの持つ無限のクリエイティブ性や可能性を構想し,運用してくださるデザイナーの方々をお待ちしております。

セグメントディスプレイ (Segmented Display)

E Ink Prismはセグメントディスプレイ形式を採用しており、堅牢で柔軟に曲げられる特性を備えています。これにより、メーカーや加工業者は、さまざまな基材に合わせて切断・成形・統合することが可能です。円形や三角形、その他の形状にも切断でき、非常に柔軟な応用が可能です。


セグメント型電子ペーパーは、限られた表示領域内で白黒の単純な切り替えやグラデーション表示を行うため、一般的なアクティブマトリクス型電子ペーパーよりも構造がシンプルで、消費電力も少なく、システムも簡素・高速・安定・低コストです。


その低消費電力の特性により、電源コンセントが不要、あるいは最小限で済み、バッテリーや再生可能エネルギーなどの代替電源との併用も可能です。


セグメントディスプレイでは、切断された各表示セグメントに駆動ラインが配置され、複数のセグメントの組み合わせによって、シンプルな図形や数字などの表示が実現できます。


TFT(薄膜トランジスタ)を必要とする製品とは異なり、Prismの白黒技術は、円形、三角形、抽象的な形状など、非幾何学的かつ不規則な2D形状にも切断可能であり、これによって工業デザインやアート表現における自由度と創造性が大きく向上します。

応用

BMW iX Flow コンセプトカー──E Ink Prism™ の白黒技術を搭載

  • 建築装飾材料,室内デザイン,家具,インスタレーション,店頭広告(POP),ファッション業界,路線図案内等。

DAZZLE──E Ink Prism™ の白黒技術によって実現された大型インスタレーションアート