E Ink史上最大サイズのサイネージ75インチのKaleidoディスプレイをパートナー企業のブースで展示
マサチューセッツ州ビレリカ、2025年2月5日 - ePaperテクノロジーを開発したパイオニア企業であり、その販売でも世界をリードするE Ink Holdings Inc.(8069.TWO)は本日、当社がこれまでに提供してきた中で最も大きい75インチのカラー・サイネージE Ink Kaleido™ 3 Outdoorを2月4日からバルセロナで開催されるIntegrated Systems Europe 2025(ISE)で展示すると発表しました。2月4日~2月7日の期間ISEの来場者は、この75インチのディスプレイをフィラ・バルセロナのSamsung Electronicsブース(#3F500)、LG Electronicsブース(#3K100)、DynaScanブース(#3C700)、Agile Display Solutionsブース(#4A500)で体験することができます。
E Inkの社長F.Y. Gan博士は次のように述べています。「世界の国々がカーボン・フットプリントを削減し、コミュニティの持続可能性を高めることに目を向ける中、消費電力が少なく光害がないという特性を持つE Inkディスプレイは、屋内外のDOOHサイネージに真の変化をもたらすことができます。E Ink史上最大サイズのKaleidoディスプレイは、環境ソリューションを兼ね備えたダイナミック・ディスプレイを求める声に応える説得力のあるソリューションです。」
この75インチのE Ink Kaleido 3 Outdoorディスプレイ製品は、デジタル屋外広告(DOOH)のサイネージ市場向けに特別に設計されたプリントカラーePaperを搭載し、様々な温度域での屋外使用に適しています。本製品は、ダイナミックなカラー表示機能、ポスターのような見栄え、そして低炭素で環境に優しいディスプレイ・ソリューションを提供します。
E Ink Kaleido 3 Outdoorは、プリントカラーePaperテクノロジーを基盤としており、白黒の電子ペーパー・フィルム上のRGBカラー・フィルター配列を利用して、4,096色のカラーと鮮明な文字とからなる温かみのあるカラフルな表示画面を作り出します。また、カラー印刷された紙の看板に近いような視覚的インパクトで、快適かつ非刺激性のカラー・デジタル・コンテンツの閲覧体験を提供します。E Ink Kaleido 3 Outdoorの動作温度範囲は−15℃~65℃であるため、極寒地域や酷暑地域でも、エネルギー消費量が多くコストのかかる加熱装置や冷却装置を必要とせずに動作させることができ、余分な消費電力を削減することができます。
多くの欧州諸国がエネルギー危機に直面しており、デジタル・サイネージの使用時間を制限するための新たな規制が整備されています。それに対して、E Ink Kaleido 3 Outdoorは電力をほとんど消費せず、送電網からの電力に頼らずソーラー・パネルによる再生可能エネルギーで作動させることもできます。そのため、エネルギー効率の悪いデジタル・サイネージに代わって、新たな基準に適合することができます。また、E Ink Kaleido 3 OutdoorカラーePaperを屋外の情報表示用ディスプレイとして使用した場合には、情報を迅速かつ容易に更新することが可能になります。これは、従来の紙のポスターや掲示板と比べ、はるかに機能的で環境にも優しいソリューションです。
E Inkは、独自のPESGフレームワークを活用して低炭素ディスプレイ・ソリューションを提供することで、持続可能な開発へのコミットメントを遵守し、炭素排出量実質ゼロ社会の実現に貢献しています。FTSE Russellの評価によれば、E Inkの製品販売収益の99.9%は、グリーン収益として認定されています。さらに、Moody's RatingsはE Inkのグリーン・ローンに関するセカンド・パーティー・オピニオン(SPO)を発行し、グリーン・ローン原則(2023年)に適合していることを確認するとともに、E InkのePaper製品が環境に対して並はずれた貢献を果たし、国際基準に適合していることを評価して、高いサステナビリティ・スコア「SQS2(非常に高い)」を付与しました。
E Inkは、スマート・シティやより広範なコミュニティに対して、省エネで、光害がなく、環境に優しい、視覚的に有益な製品を提供することに尽力しています。ハーバード大学T.H. Chan公衆衛生大学院の研究によると、ePaperは自己発光せずブルー・ライトも出さないため、LCDディスプレイと比較して最大で3倍も目の健康に良いことが示されています。さらにePaperは、国際ダークスカイ協会から認証を受けた世界初のディスプレイ・テクノロジーです。紙やLCDディスプレイと比較して、ePaperは大幅な省エネと低炭素化のメリットをもたらします。例えば、スマート・バス停の案内板に採用されているePaperは太陽光発電によって電力供給されており、送電網への接続を必要としない再生可能エネルギーの利用率100%を可能にすることで、炭素排出量実質ゼロというグローバル目標を達成するための理想的なソリューションとなっています。
E Inkについて
マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボで開発された技術を基盤とするE Ink Holdings Inc.(8069.TWO)は、eReaderやeNote、小売、家庭、病院、輸送、物流、その他の幅広いアプリケーションに理想的なディスプレイ媒体を提供し、これまで不可能だった場所へのディスプレイ設置を可能にしています。自社の電気泳動ディスプレイ製品により、E InkはePaperの世界的リーダーとなっています。E Inkは自社の低電力ディスプレイによってお客様のサステナビリティー目標の達成を実現するとともに、2030年までの100パーセント再生可能エネルギーの使用、2040年までの炭素排出量実質ゼロの達成を約束しています。E InkはThe Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)のメンバーで、Science Based Targets Initiative(SBTi)にも参加しており、また2022年には『フィナンシャル・タイムズ』紙、日本経済新聞社、およびStatistaから、「アジア太平洋地域気候変動リーダー企業」の1つに選出されています。台湾のタイペイ・エクスチェンジ(TPEx)とルクセンブルク市場に上場しているE Ink Holdingsは現在、ePaperディスプレイの世界最大のサプライヤーです。詳細については、www.eink.comをご覧ください。"E Ink. We Make Surfaces Smart and Green."
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