「SUSTAINABLE BOARD(サステナブルボード)」を発表、E Inkが技術協力
株式会社オリコム(本社:東京都港区 代表取締役:中島明美)は、電子ペーパー技術の世界的リーディングカンパニーである E Ink Holdings Inc. (本社:台湾 新竹市、CEO:Johnson Lee、以下、E Ink)と協力して、E Inkの最新カラー電子ペーパー(Spectra 6 TM)を搭載した次世代広告メディア「SUSTAINABLE BOARD(サステナブルボード)」を開発し、オリコムの販売網を通じて提供します。この広告メディアは、出稿される広告主のサステナブル活動を支援し、環境に配慮したこれまでにない新しい広告手法を提供します。本製品は、オリコムの自社ブランド「ミラパレ」※1を活用した企業向けの革新的な“サステナブル専用メディア”です。エネルギー消費に配慮しながらも、環境保全などのサステナブルな取り組みを積極的に発信し、社会の環境保全に貢献する重要なツールとなります。
※1:「ミラパレ」は、オリコムが展開する空間演出・広告メディアのブランドです。
「SUSTAINABLE BOARD」は、E Inkの電子ペーパー技術を活用した超省電力型のデジタルサイネージです。E InkのSpectra 6TMは、紙のような広い視野角を持ち、ポスターのような鮮やかな色表現ができ、バックライトを使用しない反射型ディスプレイであるため、特に太陽光の下での高い視認性を実現します。また、書き換え時のみ電力を必要とし、一度表示されたコンテンツは無電力で表示が保持されるため、従来のディスプレイと比べ大幅な省エネを実現できます。さらにはこのような特徴を併せ持つE Inkの電子ペーパーを搭載したサイネージ製品は、バッテリー駆動が可能であるため、設置場所を柔軟に選ぶことが可能となります。
電子ペーパーの活用領域は、企業の受付・ロビー・ショールーム・商業施設・観光地などが想定されており、企業ブランディングと環境対応を両立する新しいPR手法として注目されています 。そのような世の中のニーズに対応するため、オリコムは持続可能な広告メディア「SUSTAINABLE BOARD」の提供によって、広告業界に新たな市場を創出いたします。
この環境にやさしい広告メディアを企業や自治体にご活用いただくことにより、社会全体のSDGs活動の促進を実現したいとオリコムは考えております。
E Ink Japanの代表取締役 住田直樹は次のようにコメントしています。
「この度、広告業界を牽引し続けているオリコム様と電子ペーパーサイネージ分野で協業させていただくことになり、大変感謝しております。世界的な環境保全の時代となり、環境に配慮したソリューションが求められている中、弊社の電子ペーパーはまさに時代に合致したディスプレイ技術であります。オリコム様との協業を通じ社会におけるSDGs活動の促進に貢献できるものと確信しております」
オリコムの代表取締役 中島明美氏は次のように述べています。
「環境保護や社会的責任を重視し、長期的な視点で企業活動が展開される中で、広告もその観点での貢献を求められています。その具体的な手法として、「SUSTAINABLE BOARD」をE Ink様とともに開発いたしました。引き続き、両社の関係強化を進め、持続可能な社会の実現に貢献しながら、企業の成長支援を行ってまいります」
「SUSTAINABLE BOARD」は、すでに日本国内の主要駅にて設置検証を開始しており、今後は商業施設など、広告ニーズの高い場所への展開を目指しています。オリコムは、“世の中に一つでも多くの「良い関係」を創造する”企業として、OOHと地球環境の「良い関係」を創造して参ります。