E Ink、ePaperテクノロジーのE Ink Kaleido™ 3 Outdoorを公表

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2023 . Apr

プレスリリース

E Ink、ePaperテクノロジーのE Ink Kaleido™ 3 Outdoorを公表

屋外公共情報ディスプレイに最適な環境に優しい低炭素ソリューション

2023年4月10日- マサチューセッツ州ビレリカ - ePaperテクノロジーを開発したパイオニア企業であり、その販売でも世界をリードするE Ink(8069.TWO)は本日、最新のカラーePaperテクノロジーのE Ink Kaleido™ 3 Outdoorを公表しました。この新しいプリントカラーePaperは、特にデジタル屋外広告(DOOH)看板用に設計されており、さまざまな温度域での屋外使用に適した製品となっています。本製品は、ダイナミックなカラー表示機能、ポスターのような見栄え、そして低炭素で環境に優しいディスプレイ・ソリューションをご提供します。


E Ink Kaleido 3 Outdoorは、プリントカラーePaperテクノロジーを基盤としており、白黒の電子ペーパー・フィルム上のRGBカラー・フィルター配列を利用して、4,096色からなる温かみのあるカラフルな表示画面を作り出します。E Ink Kaleido 3 Outdoorは、鮮明なカラー画像情報とクリアな文字情報を提供して、カラー印刷された紙の看板に近い視覚的インパクトを伴う、快適で目に対する刺激の少ないカラー・デジタル・コンテンツ閲覧体験を提供します。E Ink Kaleido 3 Outdoorの動作温度範囲は−15°C~65°Cとなっており、そのため極寒地域や酷暑地域でも、エネルギー消費量が多くコストのかかる加熱装置や冷却装置を必要とせずに使用することができ、余計な消費電力を削減することができます。


多くの欧州諸国がエネルギー危機に直面しており、デジタル看板の作動時間を制限するために新たな規制が整備されています。しかし、E Ink Kaleido 3 Outdoorは電力をほとんど消費せず、送電網からの電力に頼らずソーラーパネルによる再生可能エネルギーで作動させることもできます。そのため、エネルギー効率が悪いデジタル看板に代わって、新たな基準に適合することができます。またE Ink Kaleido 3 OutdoorカラーePaperを屋外の情報表示用ディスプレイとして使用した場合には、情報の迅速かつ容易な更新が可能になります。これは、従来の紙のポスターや掲示板よりもはるかに機能的で環境にも優しいソリューションです。


E Ink Holdings社長であるFY Ganは次のように述べています。「低炭素と持続可能なデジタル開発に向けた世界的トレンドの中で、ePaperは消費電力が極めて少ない上に光害がないという特性により、屋外広告看板向けに最適なディスプレイ・ソリューションとなります。E Ink Kaleidoのテクノロジーを基盤にして、E Inkは、屋外広告におけるダイナミックな表示、省エネ、環境保護、および無光害に対するお客様の期待を満たすことのできる、屋外での利用に適した広動作温度範囲のカラーePaperテクノロジーの開発に専念しています」


13.3インチから42インチまでの各種サイズを取り揃えた最新のカラーePaperテクノロジーのE Ink Kaleido 3 Outdoorは、2023年4月19日~21日に開催されるTouch Taiwan 2023で紹介される予定です。この展示会にお越しの際には、台北南港展覧館のE Inkのブース(#M901)にぜひお立ち寄りください。またE Ink Kaleido 3 Outdoorは、5月23日~25日のDisplay Weekでも、ロサンゼルス・コンベンション・センターのE Inkのブース#807で展示される予定です。


ESGの持続可能な開発に向けたトレンドに伴い、デジタル・トランスフォーメーションでは低炭素と省エネという特性により大きな重点が置かれています。ePaperは、日光の下での可読性、低消費電力、および太陽光発電システムとの互換性という特徴があり、そのため環境に優しい屋外ePaper看板として適したものとなっています。E Inkは、屋外デジタル看板に関して、32インチの紙の広告、LCDスクリーン、およびePaperスクリーンのそれぞれが炭素排出量に及ぼす影響を比較しました。10万のePaper看板が1日20時間稼働し、毎時4回のペースで広告が更新され、それが5年間続くと仮定した場合、ePaper看板を使用すると、LCD看板と比較してCO2排出量が50万トン削減されると見積もられます。また一度印刷されただけで処分される従来の紙のポスターと比較すると、ePaper看板を使用することでCO2排出量を約400万トン削減することができます。


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E Inkについて

マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボで開発された技術を基盤とするE Ink Holdings Inc.(8069.TWO)は、eReaderやeNote、小売、家庭、病院、輸送、物流、その他の幅広いアプリケーションに理想的なディスプレイ媒体を提供し、これまで不可能だった場所へのディスプレイ設置を可能にしています。自社の電気泳動ディスプレイ製品により、E InkはePaperの世界的リーダーとなっています。E Inkは自社の低電力ディスプレイによってお客様のサステナビリティー目標の達成を実現するとともに、2030年までの100パーセント再生可能エネルギーの使用、2040年までの炭素排出量実質ゼロの達成を約束しています。E InkはThe Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)のメンバーで、Science Based Targets Initiative(SBTi)にも参加しており、また2022年には『フィナンシャル・タイムズ』紙、日本経済新聞社、およびStatistaから、「アジア太平洋地域気候変動リーダー企業」の1つに選出されています。台湾のタイペイ・エクスチェンジ(TPEx)とルクセンブルク市場に上場しているE Ink Holdingsは現在、ePaperディスプレイの世界最大のサプライヤーです。詳細については、www.eink.comをご覧ください。"E Ink. We Make Surfaces Smart and Green."

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