E Ink、紙の掲示物に代わる新たな革新的カラーePaperのE Ink Spectra™ 6を公表

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2023 . Apr

プレスリリース

E Ink、紙の掲示物に代わる新たな革新的カラーePaperのE Ink Spectra™ 6を公表

反射型ディスプレイ用としては今までにない色の彩度と鮮やかさ

2023年4月6日- マサチューセッツ州ビレリカ - ePaperテクノロジーを開発したパイオニア企業であり、その販売でも世界をリードするE Ink(8069.TWO)は本日、店内広告、屋内看板、またはあらゆる紙の掲示物に取って代わることを目指した、新たな革新的カラー製品のE Ink Spectra 6を公表しました。E Ink Spectra 6はフルカラー製品で、反射型ディスプレイではこれまでにないレベルの色の彩度と鮮やかさを提供し、今日市販されている最新鋭のペーパー・カラー・プリンターと同様の視覚的パフォーマンスを実現することができます。


E Ink Spectra 6は、旧世代のSpectraプラットフォームを基盤にしており、POPディスプレイ、看板やポスター、その他の店内広告などのあらゆる紙の掲示物に代わる、真に印刷品質の代替手段を提供するために設計されています。E Ink Spectra 6の特長は、強化された色スペクトルと先進のカラー画像処理アルゴリズムにより、フルカラーを駆使してマーケティングや広告の成果を向上させることです。


E Ink Spectra 6は、パネルのサイズに応じて最大200ピクセル・パー・インチ(PPI)用にまで最適化され、その典型的なコントラスト比は30:1で、動作可能温度域は0°C~50°Cとなっています。E Ink Spectra 6は、さまざまなディスプレイ・サイズで提供されるため、お客様にはそれぞれのご利用状況に適したサイズをお選びいただくことができます。またE Ink Spectra 6は、部分的画像フラッシング効果のE Ink Sparkle™を生み出すこともできます。これは動きを通して広告メッセージの効果を強化するもので、広告主が製品のプロモーションにおいてより優れた成果を上げるのに貢献します。E Ink Spectra 6のディスプレイ・モジュールは、2024年にリリースされる予定です。E Inkは、2023年4月19日~21日のTouch Taiwanでは台北南港展覧館のE Inkのブース#M901にて、 また5月23日~25日のDisplay Weekではロサンゼルス・コンベンション・センターのE Inkのブース#807にて、Spectra 6をご紹介する予定です。


E InkのCEOであるJohnson Leeは次のように述べています。「私たちは、この新たな革新的カラー・プラットフォームのE Ink Spectra 6を発表することにとても興奮しています。Spectra 6は、自社テクノロジーの改善に向けた長年にわたる継続的な研究開発を象徴するものであり、これにより広告設備に鮮やかなフルカラーの威力がもたらされるとともに、E Inkの特徴的な低電力機能を維持しながら、お客様のサステナビリティー目標の達成を可能にします」


デジタル・トランスフォーメーションによって、小売業者はデジタル看板の採用の加速を余儀なくされています。E Inkは紙、LCDスクリーン、およびePaperディスプレイのそれぞれを使用した場合の、CO2排出量への影響について精査しました。3,000万のタグが配備された10インチ・ディスプレイのモデルを使用した場合、E Ink ePaperディスプレイはキログラム換算でのCO2排出量では、LCDスクリーンよりもおよそ1万2,000倍、また紙を使用した場合よりも約6万倍も効率的です。要するに、低電力のE Inkディスプレイを使用することで、小売業者や広告主は各自のサステナビリティー目標を達成できると同時に、表示を途切れることなく適時に更新を行うことができるということです。


E Ink Holdingsについて

マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボで開発された技術を基盤とするE Ink Holdings Inc.(8069.TWO)は、eReader市場を変革して定義し、10年未満で新たな数十億ドル規模の市場となることを可能にしています。E Inkの低電力製品は、小売から家庭、病院、輸送、その他に至るまでの幅広いIoTアプリケーションに理想的で、これまで不可能だった場所へのディスプレイ設置を可能にします。E Inkの企業理念は、先進テクノロジー開発を通じて、革新的な製品、ユーザー体験、および環境への利益を提供することを目指すというものです。こうしたビジョンが、ePaperディスプレイの分野への継続的投資はもとより、スマート・パッケージングやファッションをはじめとするその他の多数の市場やアプリケーションへのテクノロジーの利用拡大にもつながっています。自社の電気泳動ディスプレイ製品により、E InkはePaperの世界的リーダーとなっています。E Inkのフリンジ・フィールド・スイッチング(FFS)テクノロジーは、ハイエンドのLCDディスプレイの標準規格となっており、世界のあらゆる大手液晶ディスプレイ・メーカーにライセンス供与されています。台湾のタイペイ・エクスチェンジ(TPEx)とルクセンブルク市場に上場しているE Ink Holdingsは現在、ePaperディスプレイの世界最大のサプライヤーです。詳細については、www.eink.comをご覧ください。

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